黒部市芸術創造センター セレネ

Art セレネの偉大なる作家たち

田渕俊夫
たぶち としお

田渕俊夫
1941年
東京都江戸川区に生まれる。
1967年
東京芸術大学大学院日本画専攻修了。修了制作「水」大学買い上げ。第22回春の院展に「陽」を出品し、初入選する。5月から翌年2月までナイジェリアおよびイタリアへ遊学。
1968年
第53回院展に「ヨルバの神々」を出品し、入選。
1970年
日本美術院院友となる。平山郁夫に師事する。愛知県立芸術大学美術学部助手となる。
1971年
第26回春の院展に「秋宴」を出品し、奨励賞を受賞。第15回シェル美術賞展に「灼熱の詩」を出品し、佳作賞を受賞。
1974年
愛知県立芸術大学美術学部講師となる。
1978年
東京セントラル美術館日本画大賞展に「安曇野」を出品し、優秀賞を受賞。
1979年
第5回山種美術館賞展に「輪中の村」を出品し、優秀賞を受賞。第1回日本秀作美術展に招待出品。
1981年
山種美術館賞展に「秋思」を招待出品。第36回春の院展に「橘寺遠望」を出品し、奨励賞・外務大臣賞を受賞。
1982年
第37回春の院展に「飛鳥川」を出品し、奨励賞を受賞。第1回前田青邨賞受賞。第67回院展に「流転」を出品し、日本美術院賞を受賞。日本美術院特侍となる。
1984年
愛知県立芸術大学美術学部助教授となる。第69回院展に「秋苑」を出品し、奨励賞を受賞。
1985年
現代日本画展に「秋意」を出品(パリ他巡回)。第40回春の院展に「秋意」を出品し、春季展賞を受賞。東京芸術大学美術学部保存修復技術助教授となる。第70回院展に「叢叢賛歌」を出品し、日本美術院賞を受賞。日本美術院同人となる。
1988年
第43回春の院展に「収穫の頃」を出品。第73回院展に「緑風」を出品し、文部大臣賞を受賞。
1989年
ベルギーで開催されたユーロパリア’89 ジャパン現代日本画展に「叢叢賛歌」が出品される。
1992年
求龍堂より「田渕俊夫画集」が刊行される。第47回春の院展に「映」を出品。
1993年
在外日本美術品の保存修復に関する調査のためオランダ、フランス、アイルランド、イギリスを訪問する。セレネ美術館の招待により、黒部峡谷を取材。作品の制作を開始する。
1994年
在外日本美術品の保存修復に関する調査のためポーランド、ロシアを訪問する。第1回風彩譜に黒部峡谷取材作品「黒部・氷筍」を出品。第79回院展に「大地I」「大地II」を出品し、内閣総理大臣賞を受賞。セレネ美術館にて「現代日本画秀作展~黒部を描く作家たち~」開催。素描、大下図などを出品。
1995年
東京芸術大学教授となる。セレネ美術館にて「田渕俊夫・竹内浩一 二人展」開催。第2回風彩譜に黒部峡谷取材作品「S字峡」を出品。第80回院展に黒部峡谷取材作品「流(十字峡)」を出品。
1997年
第82回院展に黒部峡谷取材作品「放水(黒部ダム)」を出品。「田渕俊夫の日本画技法」刊行。
1998年
第11回MOA岡田茂吉賞大賞を受賞する。セレネ美術館おいて「田渕俊夫展」を開催。セレネ美術館より田渕俊夫画集「水の音」刊行。第83回院展に黒部峡谷取材作品「大地(黒部川扇状地)」を出品。
2000年
ギャラリー長谷川・セレネ美術館・大三島美術館にて「田渕俊夫 ベトナム―バイクの音が聞こえる」展が開催される。
2002年
福井県、大本山永平寺不老閣に襖絵24面を奉納する。
2004年
鎌倉、鶴岡八幡宮に襖絵6面を奉納する。
2005年
東京芸術大学副学長となる。
2008年
京都、智積院講堂に襖絵60面を奉納する。
2009年
東京芸術大学を退任する。東京藝術大学名誉教授となる。
2011年
日本美術院代表理事(理事長)となる。
2015年
奈良、薬師寺食堂に阿弥陀浄土図を奉納する。